シープスキン(羊革)には2種類のシープがあるって知ってた?とラムスキンの特徴

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こんばんは、オヒロンヌです!

今回はシープスキンとラムスキンついて話していきたいと思います。

ラム肉は聞いたことありますよね!ジン ジン ジンギスカ〜ン!

僕は好きです。ヘルシーで胃もたれしないからいっぱい食べられる!笑

シープもラムも結構身近な存在で革も同じなんです!

結論

簡単に言いますとシープは毛皮用とそうでないタイプの2種類があり、子供の羊(ラムスキン)はそれ以上に上質ってことです。

それぞれ説明して行きます。

それでは行ってみましょうー!

1.シープには品種の違うシープがいる

シープと一言で言っても品種が違うシープがいるんです。

1、ウールシープ

ヨーロッパ、特にイギリスにおいて羊毛産業が発展し共に品種改良されてきたのがウールシープ。

赤道から離れた国に、例えばニュージーランドやオーストラリアなど

またウールスキンとも呼ばれたりしますね、これは完全にふわっふわな毛がついた革のことです。

こんなイメージです。

みなさんがイメージする羊ですよね。

大体のムートンはこちらのタイプが多いです。高級なのがラムスキンの毛皮ですね。

ムートンの手袋なんかもこれに当たります。オヒロンヌ愛用手袋もこのタイプです。あったかいです!

2、ヘアシープ

主に熱帯地域に生息してるシープです。インドやタイ、パキスタンまたアフリカ産は良質と言われています。

品種改良をされてない原種が多いです。食肉用だったりミルク用だったり、多少はされてるのかも知れませんが。。。

ヘアシープは全体的にウールシープより革質が良いとされており、手袋、衣料などで多く使用されてます。

ウールに比べて毛が少ない?短い?のがわかりますよね!

みなさんはウールのイメージが強いのではないでしょうか?ひつじのショーン?

ちなみにアルプスの少女ハイジに出てくるのは仔山羊です!ユキちゃんって名前なんです。

日本ではヘアシープが多く出回ってます。

パンプス、手袋、小物類に使われますね、また巾着型のバッグなんかにも使われます。

2.シープの良いところ、特徴

大きく分けて2種類のシープがいることがわかります。

次にシープの特徴をご説明しますね。

シープの最大の特徴はどんな革より柔軟性があるということです。ゴードよりもソフトです。

手袋の様に伸びたりする製品には柔軟性が必須です。だから手袋に使われてる革はシープが多いんです。

写真からも十分ソフト感が伝わるかと思います。

手袋ばっかに使われてるイメージですが、パンプスにもよく使われることが多いですね。

シープとゴードは似ておりますが、シープの方が肌目のキメが細かいです。

ゴードの様な凹凸感が無く、フラットなスムースって感じです。

軽さは牛革や山羊革よりも軽いです。牛革と比べたらダンチの差がありますね!

シープの軽さを知ったら他のバッグなんか持てないくらいです。(言い過ぎました。💦)

またゴードや他の革に比べて、手に吸い付く感じのしっとりした手触りが圧倒的に良いです。

人間の赤ちゃんの様にずっと触ってたいですよ!

シープスエード

シープもゴードと同じで床面を利用することができます。

良質なシープであれば両面使いをして、ダブルフェイスなどとして使用されています。最近は良くみますね。

市場ではゴードよりもシープスエードの方が多く取り扱われてますね。

なぜかと言うとやはりソフト感ですね。ゴードよりもシープの方が革が柔らかいし滑らか!

キメが細かいので、いいスエードはビロード感が綺麗に見えます。なぞった跡がわかります。これはキメが細かくないで出ません。

色んな革より優れてることがいっぱいあります。

が、もちろん弱いところもあります。

3.シープのデメリット

シープはなんと言っても繊維が弱い

製造工場も強くする為に色々と工夫して革を作ってますが、革の個体差でセロパンテープでも上の層が剥がれてきます。

セロハンテープを付けて剥がした後です。

白くなってる箇所は表面の層が剥がれてしまってます。こんなことをする人はいないと思いますが、セロハンの接着力だけでこれだけ持って行かれるほど弱いんです。

2層の剥離

もちろん市場に出回ってるのはならない様にレタンしてる革が多いですが繊維上、どうしてもなりやすいです。

破れやすい。これも繊維の弱さが原因です。

元々革の厚みが薄い革になり、0.5〜1.0mmくらいしかありません。

モンゴル産のシープは結構厚いですが、、、

それに加えて繊維の弱さが相まって破れやすいとなります。

耐久性が弱い。

何十年も使おうと思うと少し難しいかも知れません。もし長く使いたいのであれば、タンニンなめしの繊維を絞めたシープ革を選ぶと良いと思います。

タンドシープと言ってインドでタンニン鞣しされたシープをそう言います。世界中に輸出されてます。

4.ラムスキン

言わずと知れた素材だと思いますがわかりやすくシープの子供ですね。

12ヶ月までの仔ヒツジを言います。ちなみに6ヶ月までのラムをベビーラムスキンと言います。

カラクールは1週間以内のラムです。

業界では色々な種類があります。

インドラム(その周辺国)、中国ラム、南米ラム、欧州ラムなど、その中でもカラクールラムが最高級とされています。https://ja.wikipedia.org/wiki/カラクール

日本では欧州ラムが有名ですね。俗に言うエントレフィーノラムスペインラムです。

昔は中国ラムをヤンピーと言ってました。最近はあまり耳にしませんね。

ラムの種類で迷ったらエントレフィーノラムやスペインラムと謳ってる素材ならOKだと思って頂いて良いです。

ちなみにエントレフィーノラム=スペインラムです。

一般的に出回ってるラムではエントレフィーノ←南米ラム←インド、中国の順で単価は高くなります。

エントレフィーノとインドでは約倍の単価の差があります。

日本では北海道のジンギスカンが有名ですよね。一応日本産ラム、シープはありますが、頭数がとても少なく安定供給が難しくあまり出回らないです。あとたっかい💦

シープの良いところで伝えた良さは全て網羅してます。シープよりもとっても柔らかいです。

弱さもシープより弱いですね!これはシープに限らず、どんな革でも大人より強い仔革はありません。

まとめ

シープ、ラムと説明してみました。

  • シープには毛皮用とその他の用途に分かれて品種が違う。
  • シープ、ラムの産地によって品質のレベルがある。
  • 柔らかさや手触りが他の革より優れている。
  • 他の革より強度が弱い。
  • ヒツジ革の製品を買いたいのであればエントレフィーノを選ぶと良い
  • 長く使うにはおすすめはしない

素材それぞれに良い面も悪い面もあります。

触ったことがない人は一度手に取ってみてください。しっとり感は感じられると思います。

できれば使ってみて欲しい素材です。オヒロンヌのイメージは女性に合うと思ってます。

男性はゴードかなぁ。

実際に女性にはシープ、ラムはウケますが、男性にはあまり人気がありません。苦笑

男性の皆さん、革製品をプレゼントにお考えであれば今回の記事を参考にしてみてください。

おまけ

ナッパレザー(Nappa Leather)は元々、ヒツジやヤギを衣料用に仕上げた柔軟な銀付き革のことを言いましたが、今は牛革のソフトレザーもナッパレザーって呼んでます。

以上

最後まで読んで頂きありがとうございます。

おわり

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