こんにちは、オヒロンヌです。
今回は日本人が良く食べるお肉、豚ちゃんについて話して行きたいと思います。
なんと平成24年まで日本のお肉で豚肉が一番食べられていました!現在では安価やヘルシー志向の人が増えて、鶏肉に負けておりますが、それまで不動の1位だったんです。
とんかつ、生姜焼き、豚しゃぶなどなど、美味しい料理が多いですよね。
そんな豚ちゃんの革も美味しいところがあるんです。
日本の豚皮は日本の消費量の3〜4倍以上が世界、特にアジア圏に多く輸出されています。
それだけ日本の豚は評価されています。
豚皮、豚革について分かりやすくPRしてみます。
それでは行ってみましょー
日本の豚はただの豚?
日本を代表する豚といえば?
そう!この豚ですよね!笑
いやいやこっちと思った人もいるかもしれない
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お父さん帰ろうよぉ〜。。。また観たくなりました。。。
話が逸れてしまいました。すみません。
日本の豚はアニメと一緒で世界に多く輸出されています。
それだけ日本では豚原皮が多くあり、余ってしまっているという現状です。
豚肉の需要は増えたが、革の需要が減っている為です。
昔では50社以上のタンナーがありましたが、現在では10社?くらいまで減少しています。
高度成長期からだいぶ牛、豚革のタンナーの数は年々減少傾向にあります。
昔は豚原皮で1枚の革を3枚に分けて販売されてたそうです。
魚でいう三枚おろし見たいなイメージです。
1番床、2番床、3番床で1番から順に安くなって販売されてました。
今は元々の厚みが薄い為、現在ではこの様には販売はされてません。
豚革の用途として多く使われてたのが靴のライニング用です!
またバッグの内装にも使われてます。
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汚いですが、以前使用してた土屋鞄のバッグにも豚革は使用されてます。
豚革の良さ
豚革はなんと言っても通気性の良さです。
色んな種類の革の中で1番と言っても過言ではないでしょう!
それは毛穴が突き抜けてるからです。
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![](https://ohironnublog.com/wp-content/uploads/2022/02/IMG_5410-1-768x1024.jpg)
わかりますか?
毛穴が大きくのが!
これが豚革の表面です。
3点の毛穴がトライアングルになってるのが豚革の毛穴の特徴です。
今までに紹介してきた革の肌目と違って粗いですよね?
これが通気性を良くしてます。
この通気性の良さを活かすため、靴のライニングに良く使われる理由になります。
蒸れにくい、臭くなりにくいってわけです。
また、豚は強度も強く、同じ厚みになら、牛革や山羊革などよりも強いです。
そして柔軟性があり、めちゃくちゃソフトです!
まぁ〜厚みが薄いってのもありますが。。。
薄くて軽いってのも良いポイントですね。
カーマインさんなんかは良く豚革を使用してますね。
豚革の悪いところ
豚革はいいところがいっぱいあるのに残念ながら、革の中では安い扱いを受けてます。
それは豚革は生地が悪いんです!
表面は本当に悪いんです。
豚革A級生地は100枚中10枚取れるかどうかの数しか取れません。
なので世の中に流通してるほとんどがスエードです。
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業界ではPスエードって呼んでます!
生地が悪いから裏を活用してるってわけです!
たま〜にバッグにも使用されてます。
あとは加工にも良く使われますね。
箔を貼ったり、フィルムを貼ったりと生地が悪いなりに試行錯誤して使用されてます。
まとめ
豚革の良さ
- 通気性が革の中で1番いい
- 薄くても丈夫、強度が強い
- しなやかで柔軟性がいい
- 業界内では単価が安い
豚革のデメリット
- 生地が悪い
- 汎用性が低い
- 厚みが薄い
パーツによっては優れた素材ですが、メインを張るには頼りないと言った感じですね。
また加工系には力を発揮するポテンシャルはあり!
革の開発者の力の見せ所が問われる素材であるのは間違いない!
以上
おわり
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